當代中文課程3 L.10 日本語文法解説

06/02/2021

「至於」による新しいトピックの提起
 ~については、~に関しては

機能:
「至於」は新しいトピックのマーカーで、前の文で言及した名詞に関する新しい話題の紹介、またはその話題への移行を表します。
日本語で表現するのであれば「~については、~について言うならば」といった意味になります。


 ~による、~次第

機能:
動詞「看」は多くの意味を持っています。
この課で取り上げる「看」は問題を問題足らしめる要因を表します。

使い方:
「~かどうかは~による」の「~かどうか」の部分は必須ではなく、話の文脈から明らかな場合はしばしば省略されます。

明天去不去, 要看天氣。 …明日行くかどうかは、天気次第です。
這種事情都要看人吧。 …(そういうことについては)人によるでしょう。

一向
 ずっと、いつも~である

機能:
副詞「一向」は習慣や適性を指し「それが常にそうであった」ことを表します。

使い方:
1.「一向」と「一直」はどちらも過去から現在までの行動または状態の継続を示します。
しかしながら「一向」は何かが常習的であることを強調し、「一直」は継続していることを強調します。
従って、この二つは常に置き換えが可能なわけではありません。
例:
 1)(從昨天到今天,) 他一直不相信我說的話。
 2)他一向不相信我說的話。
 3)他一向不聽別人的建議, 你別再說了。(*一直)
 4)他旅行以前, 一向先計畫好。(*一直)

2.「一向」は習慣を示しますが、習慣は変わることがあります。
例、
 1)這裡的冬天一向很潮濕, 今年卻變了。
 2)他一向不喜歡吃海鮮, 昨天卻點了一道檸檬魚。

3.「一向」は過去の何かを記述するためにのみ使用することができ、「一直」は未来の何かを表現するために使うことができます。
例:
 他會一直陪著你走到學校。(*一向)

拿…來說
 ~を例とするならば、~をとってみても

機能:
このパターンでは、話し手は与えられた観点からの意見を述べます。

「受」による受身表現

機能:
他動詞「受」を含む文は「〜になる、~される」という受動的な意味を表します。

使い方:
A.以下の二つの構造は「受」を使うことが可能です。
その場合後続には目的語または別の主語と動詞を取ります。
1.受 + O
 1)他受過很好的教育。
 2)他選擇放棄, 應該是受了很大的壓力。

2.受 + S + V
 1)他教書很活潑, 很受學生(的)歡迎。
 2)她寫的歌很受大家(的)喜愛。
 3)她提出的想法很受店長(的)重視。

B.「受」による受身表現と「被」による受身表現の比較。
1.「被」は受身表現の助詞であり、「受 」は動詞です。
「很、非常、大」といった語は「受」の前に副詞的に置くことができますが、これらは「被」の前に置くことはできません。
例:
 1)比賽的時候天氣不好, 他的成績大受影響。
 2)聽了吳寶春的故事, 他很受感動。
 3)他把學生當做孩子, 非常受學生尊敬。

2.「被」による受身表現はしばしば主語または話し手にとって不幸な出来事に対して使われますが、「受」にはそのようなニュアンスはありません。
例:
 1)他的手機被朋友弄壞了。
 2)這件事情被他發現就麻煩了。
 3)他偷東西的時候被人看見了。
 4)他很喜歡這個電影, 看了以後很受感動。
 5)我喜歡接近自然, 是受他影響。
 6)他念書很專心, 不受別人打擾。

3.「受」はほとんどの場合、他動的な状態動詞とともに使用されます。 一方で「被」はほとんどの場合、行為動詞とともに使用されます。
例:
 1)他把賣菜賺的錢都給了窮人, 很受人尊敬。
 2)他說話很有意思, 很受朋友歡迎。
 3)這種遊戲很有意思, 很受高中學生喜愛。
 4)他們把事情做好, 被老闆罵了一頓。
 5)我的車上個週末停在路邊, 結果被撞壞了。倒楣死了!
 6)他安靜地走進辦公室, 不想被發現。

動不動就…
 ~するや否や、衝動的に~をする

機能:
「動不動就」というイディオムは特に合理的な理由がない状態で何かをすること、または何らかの状態に頻繁に入ることを表します。
このパターンは批判的な意味で使われます。

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