當代中文課程2 L.08 日本語文法解説
1.知覚の結果としての「見」
機能:
「見」の後ろに知覚動詞が続く場合、行為の目的語(見ることや聞くこと等)は知覚されることを示します。
使い方:
知覚動詞単独で使う場合などとは明らかな意味の違いがあります。
2.認知の結果としての「懂」
機能:
動詞の後ろに結果補語として「懂」が続く場合、その組み合わせは「理解」が行われたことを表します。
聞いて理解した場合は「聽懂」となり、読んで理解した場合は「看懂」となります。
構造:
否定:
否定には常に「沒」を用います。
使い方:
1.「補語」は様々な機能をカバーする中国語文法です。
2.「懂」は過程動詞であり、文の主動詞として単独で使うことができますが、「理解」した結果を表現するために「看」「聽」とともに使われることが多いです。
3.成果としての「會」
機能:
「會」は補助動詞ですが、「習得」や「達成」を表す「學, 教, 練」といった動詞の補語として使うこともできます。
使い方:
補助動詞「會」は「我會西班牙」と言ったように非常に限られた環境では状態動詞として使うこともできます。
組み合わせの例としては「學會」は主語が学習を通して何らかの能力を獲得することを示し、「教會」は学習者が指導を受けてある程度の能力を身に付けることを表します。
4.「- 得 -」または「- 不 -」による潜在能力
機能:
「得」または「不」が動詞と結果補語または方向補語との間に置かれている場合、結果が潜在的に達成可能であること、潜在モードを表します。
構造:
否定:
「動詞+ 不 + 補語」
使い方:
「沒V1V2」と「V1不V2」は異なっています。
「沒V1V2」は何らかの結果が達成されなかったことを表します。
「V1不V2」は何らかの結果が得られないことを表します。
5.能力・機能を表す補語 「了」
機能:
「了」は能力・機能を表す補語であり、潜在的な構造文でのみ使われます。
「了」は結果が得られることを意味しています。
使い方:
「了」は不規則な補語です。
潜在モードのみ使うことができ、通常の補語の場合は実モードが使われます。
実モード:
了: *V了, *沒V了
潜在モード:
了: V得了, V不了
6.Vs + 得 + 補語
~するため、~になるように
機能:
このパターンは事態の結果の範囲を表します。
「so…that…」の「that」は「得」に対応し補語をもたらします。
使い方:
このパターンはかなり誇張表現的なニュアンスを持っています。
7.何かをし続けることを表す「下去」
機能:
「下去」は「V1V2」構造になっています。
この課では「続ける」という意味で行為動詞を一時的に補完するものとして使われます。
構造:
「下去」が他動詞と結合する場合、それらの目的語は文頭に移動するか文脈が明らかな場合は削除されます。
8.「V + 完」による行為の完了
機能:
助詞「完」パターンが行為動詞の後ろに続く場合、行為の完了を示します。
使い方:
助詞「完」は行為動詞に関連付けられるマーカーです。