當代中文課程3 L.01 日本語文法解説

06/02/2021

1.…的話
 (もし)~なら、~の場合

機能:
「…的話」は仮定を表す節の末尾に現れ、後続の節はその仮定の結果を表します。

使い方:
「…的話」は「如果」や「要是」といった接続詞と一緒に使われますが、その場合「…的話」は省略することができます。
「如果」や「要是」 を付けた「如果/要是…(的話)」という表現はよりフォーマルな表現で、「…的話」のみの表現の方がより一般的な口語表現となります。

2.不到
 ~に達しない、~以下

機能:
「不到」はしばしば数字と一緒に使われ「~に達しない」「~以下の」という意味を表します。

3.差一點(就)…
 もう少しで~だった、~するところだった

機能:
「差一點(就)…」は「もう少しで~だった(がそうならなかった)」「(危うく)~するところだった(がしなかった)」という意味を表します。
通常後続の…の部分には、話者の立場から見て望ましくない状況が置かれます(寝てしまった、迷子になった、盗まれた等)。
(就)はオプションであり、なくても構いません。

使い方:
「差一點(就)…」はある状況が「もう少しのところで起こるところだったが、起こらなかった」という意味を表します。
「差不多」は若干似ていますが「約、ほぼ、同然」といった意味を表し、「差一點(就)…」 と比較した場合、強調の仕方に違いがあります。
例えば、 「差一點(就)…」の場合「もう少しで忘れるところだった」と言った協調の仕方であるのに対し、「差不多」の場合「ほとんど忘れてしまった」という意味になります。

4.恐怕…
 おそらく、たぶん

機能:
副詞「恐怕」は一般的に話者の視点から見て、望ましくない状況が起こりそうであることを表します。
教科書には英語で「英語のI’m afraid thatと似ている」と書かれていますが、「I’m afraid that」を日本語の「申し訳ないが」と訳そうとすると意味が通らなくなるので注意が必要です。
そもそもこの「afraid」は「恐れている、心配している」といったニュアンスで、それを日本語らしく訳した結果が「申し訳ないが」という語になっていたはずです、思い出してください。
昔習った「I’m afraid I must be going now = 申し訳ないが行かないと」というのは「伝えることであなたが気を悪くしないか気を揉んでいるけれども…」と言ったニュアンスを「申し訳ないが」と訳しているんでしたね。
ですので、中国語の「恐怕」を日本語で考えた場合「恐れている、心配している」と考えてもよいですが「おそらく、たぶん(望ましくないことだろう)」と考えるのが意味として近いかと思います。

使い方:
1.「大概(およそ、約)」、「可能(おそらく、たぶん)」は共に推測を表すために使われる表現ですが、これらの表現は良い状況、悪い状況どちらに対しても使うことができ、状況に対して中立的です。
常に悪い状況を表現する、といった用途では使われません。
例えば、
 「私の家は学校から約500m離れている」
 「私はおよそ10分待ってから出発しました」
 「明日の晩、雨は降らないだろう」
 「今晩は雨が降るかも知れない」
などといった推測の表現で使われます。

2.「恐怕」は話者の推測を表す用途で使われます。
もし話者以外の(望ましくない状況の)推測を表したい場合は「恐怕」ではなく「怕」が使われます。
その場合は主観的な推測ではないため「おそらく、たぶん(望ましくないことだろう)」 と考えるよりも、「恐れている、心配している」と考える方が自然な表現になる場合が多いです。
例えば、
 「徹夜が体に悪い影響を与えるのではないかと彼は思っている/恐れている/心配している」
 「雨が降るか心配ならば、傘を持っていきなさい」
等には「恐怕」ではなく「怕」が使われます。

5.好不容易
 なんとか、やっとのことで

機能:
「好不容易」難しい状況下での実現を表し、「やっとのことで、なんとか、ようやく、ついに」といった意味を表します。
例:好不容易有時間休假(ようやく休みを取ることができます)。

6.說…就…
 (事前の兆候なしに)~と言うとすぐに~、~と言うや否や~

機能:
このパターンは予期していないことが前兆なしに突然起こる、または話者の視点から予想以上に早く起こることを表します。
大まかに言えば英語での「just like that」や「and before you know it」と同じような表現です。

7.不管…都…
 ~によらず~だ、~に関わらず~だ、~しようがしまいが~だ

機能:
このパターンは「不管」以降の部分で提示した条件に関わらず、「都」以降の部分の結果になることを表します。

構造:
「不管」以降の部分には基本的に「A-not-A」や「怎麼樣」、「A還是B」などの疑問文の構造が来ます。

使い方:
上記で説明したように、「不管」の後続文として以下のようなパターンがしばしば使われます。
1.什麼、誰、哪のような疑問代名詞
 要是你有問題, 不管什麼時候都可以打電話給我。
2.A-not-A形式の疑問文
 不管父母同不同意, 他都要念會計系。
3.選択疑問文
 老師說不管天氣好(還是)壞, 學生都不可以遲到。

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