中国語コラム(師範大学の期末試験)
師範大学の期末試験は、以下の様な三段構えになっています。
- コンピューターを使ったリスニング試験
- コンピューターを使ったスピーキング試験
- ペーパー試験(リーディング試験、ライティング試験)
こう聞くと長時間に及ぶ試験で大変そうに聞こえますが全部で一時間程度で終わるので、他の一般的な試験と比較するとかなり簡単な試験と言ってしまってよいと思います。
例えば韓国の延世大学で韓国語を学んでいた際の期末試験は、
- リスニング試験
- リーディング試験
- ライティング試験
- スピーキング試験
となっており、スピーキング試験のみ15分程度ですが、その他は各1時間程度、3日間ほどかけて行われていた…と記憶しています。
今考えるとかなり大変だった…。
機器の準備
試験会場に入ると、最初に学生証の番号とコンピューターに表示されている座席の番号があっているか等を確認し、ヘッドホンマイクをつけて音声(リスニング、スピーキング)の確認をします。
マイクは結構口の近くまで持ってくる必要がありますので注意しましょう
基本的に自分のクラスの先生がそばにいますので、もしヘッドホンマイクが不調の場合等は手を挙げればサポートしてもらえます。
コンピューターを使ったリスニング試験
教室内の学生全員の準備が確認できるとそのままリスニング試験が始まりますので、 問題・回答用紙を開き試験に答えていきます。
ボーっとしたり、あたふたしていると問題を聞き逃し、芋蔓式に点数を失いますので集中しましょう。
コンピューターを使ったスピーキング試験
続いてスピーキング試験が始まります。
最初は学生証番号と名前を中国語で読み上げてください等とヘッドホンを通して指示がありますので、そこで雰囲気がわかるかと思います。
合図を基にヘッドホンについているマイクに向かって中国語を話しますが、試験会場内の学生全員同時に話しますので、恥ずかしさなどはないでしょう。
周りの人がまだ話しているのに自分だけ早く終わってしまうと不安になりますが、別の試験を受けている学生も大勢いますのであまり気にする必要はありません。
先生にもよると思いますが 、基本的に習った文法や単語を使って指定された秒数程度話していれば8割、9割の点数になるようです。
個人的な感想としては話そうと努力している時点で半分以上の点数、あとは文法や語彙数などを加算していく感じでしょうか。
いきなり「~について話してください」と問題を与えられ、相槌や受け答えのない状態で独り言のように黙々と中国語を話すのは結構難しいです。
ペーパー試験(リーディング試験、ライティング試験)
終わったあとはペーパー試験です。
試験問題は回収されるので過去問が出回るようなことはありません。
レベル的には授業の各課毎に課される試験よりも簡単ですので、授業についていけたのであれば落第と言う可能性は低いでしょう。
因みに當代中文課程4が終わった後は、十分な中国語能力を身に着けたものとみなされ、期末試験はなくなります。
以降は中国語の運用能力の強化、ということですね。