當代中文課程4 L.03 日本語文法解説
1.何必
なぜ~なのか、なぜ~せねばならないのか
機能:
副詞「何必」は主語の行動理由に正当性がないことを表します。
使い方:
文末に「呢」を追加すると語気が柔らかくなります。
2.不見得
~とは限らない、~とは思わない
機能:
「不見得 」は「必ずしも~とは限らない」ことを意味します。
使い方:
1.「不見得」には肯定的な形はなく、常に否定形です。
つまり「見得」という表現はありません。
2.否定文と結合することができます
例、
今天不見得不會下雪。
3.「A不見得B」は「Aは必ずしもBではない」と「Aで示した観点に対しBで反論する」という形で使えます。
例、
一天學五十個詞不見得能提高英文能力。
4.「不見得」は口語的に使われ、単独で、あるいは文中で使うことができます。
「不見得」は「不一定」と必ずしも同じ意味になるとは限りません。
どちらも不一致を表す表現ですが、中立的な視点である不確実性を表現する場合「不見得」は使えません。
例えば、
A: 他明天一定來。 B: 他明天不見得會來。/他明天不一定會來。
A: 他明天來不來? B: 不一定來。/*不見得會來。
A: 我想小玲會在台灣上大學。 B: 不見得。/不一定。
A: 小玲打算在台灣上大學嗎? B: 不一定。/*不見得。
A: 颱風來的時候一定會放假。 B: 不見得。/不一定。
A: 颱風來的時候會不會放假? B: 不一定。/*不見得。
5.「不見得」は副詞であり他の「都、也、還」のような副詞よりも手前に置かれます。
1)老師的說明, 學生不見得都懂。
2)你欣賞的藝術表演, 別人不見得也欣賞。
3)運動員過了四十歲以後, 不見得還能參加比賽。
3.嘛
~じゃないですか、~ではないですか
機能:
「嘛」文末に置かれる語であり、話し手または文脈から何かが明らかであることを表します。
感情を表現する語なので長い文章の語末には使いません。
また、男性はあまり使わない。
4.動詞に付加する 「慣」
機能:
動詞に付加する「慣」は様々な意味、様々な用法で使われます。
「V慣」と「V得慣」は慣れ親しみ快適に感じ取ることができる日常的な活動を示します。
普通の自然な表現として使われます。
一方で「V不慣」はしばしば否定的な強調を表します。
使い方:
「用不慣」は自然な表現です。
5.動作や行為を引き起こすことを表す補語「動」、
機能:
動詞「動」が動詞の補語として使われる場合、何かを動かす能力を意味します。
使い方:
1.「動」は動作動詞の補語として使用されるので、動作のない動詞を組み合わせることはできません。
例、
*笑得動.
2.動詞の補語「動」は潜在モードでのみ使われ、実モードでは使われません。
例、
1)我拿得懂這些書
2)小孩拿不動那些東西
3)*我拿動這些書
4)*小孩沒拿動那些東西
3.「走不動」動けないので行くことができない vs. 走不了 出発することができない
1)他已經走路走了一天了, 現在他走不動了。(疲れて歩くことができない)
2)大颱風來了, 我看, 你今天走不了了。 (風が強くて出発することができない)
3-1.以下はどちらも動作を達成する能力を示しており言い換えが可能です。
つまり、意味上の重なりがあります。
例:
這個小冰箱, 妳一個人搬得動嗎? (動かすことができますか)
這個小冰箱, 妳一個人搬得了嗎? (動かすという動作行為ができますか)
3-2.動作に特化していない目的語や行為と共に使われる場合は「V得/不了」のみ使うことができます。
這些飲料, 我喝不了了。
*這些飲料, 我喝不動了。
這麼多書, 你讀得了嗎?
*這麼多書, 你讀得動嗎?
3-3.特定の行為に対する能力を強調する場合「V得/不了」のみ使われます。
他中午吃太飽了, 現在已經吃不了了。(*吃不動)
爺爺年紀大了, 已經吃不動肉了。(咀嚼、口の動きを意味する)
6.無形中
いつの間にか、知らない間に
機能:
書き言葉で使われる現「無形中」は意識せずに何かを自動的に成すことを示し、副詞のような働きをします。
使い方:
「無形中」は状況が変わった場合に使います。
「無形中」は実際の物理的な行動、動作に関する語とは結び付きません
例、
*他一邊看電視一邊吃晚飯, 無形中把桌子的菜都吃光了。
この場合は「不知不覺」を使います。
他一邊看電視一邊吃晚飯, 不知不覺把桌子的菜都吃光了。
7.此外
さらに、加えて
機能:
接続詞「此外」はすでに言い終わった情報に更に情報を追加する際に使われ、その追加情報に注意を集めるために用いられます。
使い方:
1.「此外」はフォーマルな言い方です
2.「此外」は「除此之外」を省略した形で、元の形「除此之外」でも使われます。
3.「此外」の後ろにはしばしば「也、還」が続きます。
8.總而言之
つまり
機能:
「總而言之」は後続の文を前出の文と関連付け、通常結論を述べるために使われる、フォーマルな言い方です。
使い方:
「總而言之」は文の結論を導きます。
その結論部に「都」を用い、強調する場合があります。
省略形の「總之」もしばしば使われます。
例、
1.夜市的水煎包, 炸雞排, 牛肉麵都好吃。總之, 我愛台灣美食。
2.我的家人有的喜歡吃鹹的, 有的喜歡吃甜的, 有的喜歡吃辣的。總之, 我們喜歡吃的都不一樣。
3.媽媽勸他, 他不聽, 爸爸勸他也沒有用。總之, 誰的話他都不聽。