當代中文課程4 L.05 日本語文法解説
「哪裡」による修辞的な質問
機能:
「哪裡」は例えば「どうしてそれは可能だろうか…」「どうして~できようか」または「どうしても~できない」といった、反論や疑いに対し修辞的な疑問を表現します。
使い方:
「哪裡」はもともとは疑問代名詞ですがこの用法では「どうしても~できない」という意味を表します。
この「哪裡」は「ありがとう」に対するよくある回答で使われる「哪裡!哪裡!」とは区別されるべきです。
A:「謝謝。」
B:「哪裡!哪裡!」 …不謝, 不會, 不客氣, 別客氣
「哪裡」は台湾語の影響で「哪裡有」や「哪有」と言われることもある。
畢竟
結局のところ、やっぱり、終には、最後には
~は~だから、~が~だから
after all
機能:
副詞「畢竟」は、話し手が聞き手に対し、
- どうしようもないこと
- 助けられないこと
- 避けられないこと
- 致し方ないこと
を受け入れるよう促します。
例えば、以下の様な例があります。
- 天気が天気だから
- 値段が値段だから
「畢竟」はなかなか理解が難しい概念ですが、
- 事実だから否定できないこと
- 様々な状況を考えた後でも事実は事実だということ
を表す概念です。
つまり日本語では「なんだかんだ言っても…」というニュアンスを表すと考えればよいと思います。
- (なんだかんだ言っても)結局のところ
- (なんだかんだ言っても)やっぱり
畢竟是自己的孩子
(なんだかんだ言っても)結局は自分の子だから…
「還是、果然、應該、換成」などと近い概念を表す場合もあります。
一般的に「畢竟」はよりフォーマルな印象があります。
夏天畢竟還吃個冰
(なんだかんだ言っても)夏はやっぱりかき氷でしょう
來台灣, 畢竟/還是應該吃個小籠包
(なんだかんだ言っても)台湾に来たらやっぱり小籠包を食べなきゃ
使い方:
竟然は所謂「可動副詞」として、VPの前、または句の先頭に置くことができます。
同様の副詞にはその他「難道、大概、居然、隨時、到底」などがあります。
※ 居然と同じような意味で使われる竟然は文頭に置くことができないので注意。
的確
確かに
機能:
この副詞は事前に提示された観点を再確認します。
使い方:
1.「的確」は文の先頭で使うことができ、相手の意見への同意を表します。
的確, 現在即使有碩士學位的人找工作也不容易。
2.「的確」は「的的確確」のように繰り返し用いることで強調することができます。
他的的確確是昨天才知道的。
「的確」の繰り返し形「的的確確」は口語的な表現であり、後続の文を強調し強く発音します。
こうした副詞の繰り返しは全ての副詞で可能なわけではなく、以下のような一部の副詞のみが繰り返し形で使われます。
完全…完完全全(B2, L12)
隨便…隨隨便便(B3, L06)
幾乎…幾幾乎乎(B3, L03)
確實…確確實實(B4, L03)
話說回來
しかしながら、他方では
ところで、っていうか、話は変わるけど
機能:
話し手はまず先に話の正当性を肯定し、その後この句を用い別の観点からの意見を提示します。
使い方:
この句の手前にはしばしば「可是、但是、不過」などの接続詞が置かれます。
住在捷運站附近的確很方便。不過話說回來, 哪裡的房價都很貴。
漢字の語感から「話を戻すと」と誤まって解釈しないよう注意、「話を戻すと」という意味はない。
参考:回到之前的話題/討論/主題 …話を戻すと
NP之所以S2是因為S1
S2はS1による/よっている、NPがS2なのはS1だからだ
機能:
このパターンはS1(原因)とS2(効果)を反転し、新しい情報であるS1に特別な強調を与える。
NPはS1、S2の主語となる。
また、NP之所以S2の後ろには一般的にはコンマが置かれるが、S2が短い単語のみの場合はコンマは省略される。
使い方:
これはかなりフォーマルな表現であり、通常の会話ではなく公式の場で用いられる。
根本
そもそも、根本的に
機能:
副詞「根本」は話し手の否定的な観点から見た意見を強調します。
更別說…了
~はもちろん、~は言うまでもなく
機能:
このパターンは事前に比較的簡単に達成される話を提示することによって、後続の話をより効果的に提示します。
参考:何況
使い方:
1.「更別說」の後ろには名詞句、動詞句が続きます。
連A都…(VP). 更別說B了。… Aでさえ~なのだから、Bは言うまでもない
2.このパターンは「連…都…」や「就是…也…」パターンと共にしばしば使われます。
就是A也… 更別說B了。 … Aでさえ~なのだから、Bは言うまでもない
1)連你都不清楚, 更別說我這個新來的人了。
2)就是我也可能遲到, 更別說他了。
恨不得
~したくてたまらない(必死に)
機能:
「恨不得」は何かをしたくてたまらないという強い欲望を表します。
使い方:
1.たいていの場合は希望を表現する「wish, want, would, could」のような補助動詞(助動詞)と共に用いられます。
否定形はありません。
*我恨不得不可以馬上回家。
2.一人称「私」を主語にすることが最も一般的ですが、全ての代名詞が主語として機能します。