當代中文課程2 L.06 日本語文法解説

06/02/2021

動詞の到達を表す前置詞「到」(場所)
 ~まで

機能:
前置詞「到」は後続の目的地までの移動を表すマーカーです。
実行された行為の結果として、対象は「到」でマークされた目的地に移動されることを表します。
ここで学んでいる「到」は時間ではなく、場所に関する使われ方であることに注意してください。

構造:
否定:
前置詞句全体の後ろに主動詞が置かれ、それを否定形にします。

使い方:
1.動詞の前に追加することができる前置詞句「從 + 名詞」は開始点を表します。
 他從家裡走到學校, 需要三十分鐘的時間。
 放假的時候, 我從台北開車開到台南, 真的太累了。
2.「到」前置詞句は明確な意味を持って動詞の前または後ろに置くことができます。
以下の例を比べて下さい。
 他到火車站搭高鐵。
 他搭巴士搭到火車站附近。
3.場所の後ろには「來」または「去」を追加することができます。
「來」は話し手に向かってくることを表し、「去」は話し手から遠ざかって行くことを表します。
 球踢到公園裡去了。 還好沒踢到人。
 球踢到公園裡來了。

從 + V到
到 + 地點
到 + 地點 + 來/去

中国語での語順は時間順に考えるとよいでしょう。
誰かが家から歩いてどこかに行き、何かをする
人 + 家 + 徒歩 + 目的地 + 行為
 →我 + 從我家 + 走路 + 到學校來 + 學中文
他 從 他家 走路 到 學校 來 上課?
誰 從 哪裡 怎麼 到 哪裡 來 做什麼?

SV到Place(來/去)

継続してある行為を行い、目的地に到達するイメージです。
ーーー→|
 到 + Place / Time

騎到師大 …(バイクで)師範大学に着く
走到花蓮 …花蓮に着く
爬到山上 …山頂に着く
他踢到外面去了。

SVO, V到Place(來/去)

他踢球提到外面去了。

O, V到Place(來/去)

球, 他踢到外面去了。

S把OV到PW

他把球踢到外面去了。

以下も参考にしてください。
當代中文課程1 L.07「從A…到B…」(場所 / 時間)
當代中文課程2 L.15動詞の終了を表す前置詞「到」(時間)

間接目的語マーカー 「給」

機能:
動詞の中には直接目的語と間接目的語、二つの目的語をとる動詞があります。
間接目的語は前置詞「給」によってマークされ、直接目的語はマークされません。

構造:
「給」は間接目的語をマークします。
基本的な語順は「動詞 + 給 + 間接目的語 + 直接目的語」ですが、以下のように他の語順もあり得ます。
1.基本語順
 他想賣給我朋友這個電腦。
 語言中心主任昨天才發給白如玉上個月的薪水。
 我打算送給我同學這些桌子, 椅子。

2.間接目的語が文末に移動する語順
 他想賣這個電腦給我朋友。
 語言中心主任昨天才發上個月的薪水給白如玉。
 我打算送這些鐲子, 椅子給我同學。

3.直接目的語が文頭に移動する語順
 這個電腦, 他想賣給我朋友。
 上個月的薪水, 語言中心主任昨天才發給白如玉。
 這些桌子, 椅子, 我打算送給我同學。

使い方:
以下の例文のように動詞が「話し手から遠ざかる行為」の場合「給」は省略することができます。
それ以外の場合は「給」の省略はできません。
 我做他一個蛋糕。或哥哥買我一本書。
 我要賣我朋友這個電腦。
 我打算送我同學這些桌子, 椅子。
 你知道公司付他多少薪水嗎?
この用法は第4課の文法4と関連しています。

她想買給她妹妹這個水瓶。
她想買這個水瓶給她妹妹。
這個水瓶, 她想買給她妹妹。

結果としての場所 「V + 在」

機能:
「V + 在」パターンは行為の結果として、名詞の位置を指定します。

目的語の位置への移動 「把」

機能:
當代中文課程1 L.15「把」による何かの処置で処置構文の「把」を紹介しましたが、一般的には処置した結果、物は移動します。

把 + V + O + 給 + sb
この把は物がある場所へ移動することを表します。

構造:
これは「A 把 B 動詞 到/在/給 場所」というパターンになります。
「到」と「在」は場所とともに使われ、「給」は人とともに使われます。
さらに「到」は移動を表す動詞と、「在」は存在の場所を表す動詞とともに使われます。

S把O + Vphr

他(踢球,) 踢到外面去了
(球,) 他踢到外面去了。
他把球踢到外面去了。

S把OV到PW

把桌子搬到外面去。
我把球踢到學校外面了。

S把OV給人

把桌子送給馬安同。

S把OV在PW

把桌子放在教室外面。

S把OV到/給/在

而且
 また、且つ、更に、その上

機能:
「而且」は2つ目の主語に対して現れる接続詞です。
2つの動詞句を結び付け、「そして同様に~」という意味になります。
また2つの句を結び付け「更に」という意味にもなります。

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