當代中文課程3 L.03 日本語文法解説
1.受到 (…的) 影響
~の影響を受ける
機能:
このパターンの文章は、主語は「受到」の後ろに来るものの影響を受けることを表します。
使い方:
「受到」は若干フォーマルな言葉ですが頻繁に使われ、教育や奨励、指導など影響を与える他の名詞と結びつきます。
後のレッスンで再度詳細が説明されます。
2.幸虧…
幸い、幸運にも
機能:
副詞「幸虧」は前の句で表された否定的な内容を打ち消します。
「要不然」や「才」と共によく使われます。
3.算是…
~とみなされる、~な方だ
機能:
「算是」は主語と他の何かとを比較した後、推定したり見込んだりする動詞です。
使い方:
「算是」の否定表現は「不算」であり「休學手續不算麻煩」という言い方をします。
「*休學手續算是不麻煩」という言い方は誤りです。
4.是…
本当に事実だという強調の「是」
機能:
この「是」は完全な動詞ではありません。むしろ同意を表すマーカーとして使われています。「是」は前述の内容の何かを表し、話し手はその前の話し手に同意していることを表します。
使い方:
同意マーカーとしての「是」は少し強調されて発音されます。
日本語では表現しずらいですが、例えば「百貨公司的東西是比其他的商店貴…」という文では「 百貨公司的東西是」「(他でもない)百貨店のもの(こそ)は」と強調されます。
5.難怪
なるほど
機能:
「難怪」は副詞であり、二つ目の句に置かれその句を導きます。
二つ目の句は最初の句で想起された話し手の当惑、困惑と関連しており、意味構造としては「新しい事実が古い困惑を解決した」ということです。
6.死了
( 動詞の後ろに置かれる強調表現 )超、めっちゃ、酷く、~過ぎる
機能:
動詞の後ろに置かれる「死了」は程度が甚だしいことを表し、通常は不平、不満を述べる際に使われます。
現代では若者を中心に頻繁に使われる語となっており、特に強い強調や深い意味がなくても使われる傾向にあります。
使い方:
1.動詞の後ろに置かれる「-死了」は「-極了, -得不得了, -得很」などと同じように使われます。これらはすべて強調の意味で使われますが、「-死了」は否定の意味では最も強い強調になります。
2.「-死了」が使われる際は、多少の例外を除けばほぼ何か否定的な意味合いを表します。
例外:高興死了, 羨慕死了, 樂死了.
7.幾乎
ほとんど
機能:
副詞「幾乎」は完全に近い状態、「ほとんど」という意味を表します。
使い方:
1.「差不多」が「ほとんど」を意味している場合は、「幾乎」は「差不多」と置き換えが可能です。
例えば「彼はほとんど毎日運動をします」という文では「差不多」も「幾乎」も使うことが出来ます。
2.「差不多」が数に続いて使われ、「約、およそ」という意味で使われる場合があります。しかし、「幾乎」には「約、およそ」という意味はありません。
例えば「我吃了差不多二十個水餃」では、その人は20個以上食べたかもしれないし、20個以上食べたかも知れません。
これとは対照的に「我吃了幾乎二十個水餃」という言い方の場合は、その人が食べた餃子は20個未満、19個か18個あたりであることを表します。
8.多少
多少(たしょう)
機能:
副詞「多少」は英語の「at least, somewhat, a little」などと同様「少なくとも、幾分、少しだけ」といった曖昧な量 、最小限の量を表します。
使い方:
「多少」によって表現される量や程度はそれほど大きくありませんが、それでもある程度の量や程度があることを強調します。
9.再…也…
どんなに~でも(まだ)
機能:
このパターンでは「再」以降の状況に関わらず、「也」以降の状況がまだ保たれていることを表します。
使い方:
このパターンは「不管 A, …都 B」の使い方と似ています。
しかし「不管」パターンは「都」とともに使われ、Aの状況がどのようであれBの状況がいつも起こることを示唆しています。
一方この「再A也B」パターンは「也」とともに使われ、通常Aは最も極端な状況を表します。
例えば、
「自己做的菜不管多麼難吃, 都得吃光」
「自分で作った料理は味に関わらず、全て食べなければならない」
「自己做的菜, 再難吃也得吃光」
「自分で作った料理はどんなに美味しくなくても、全て食べなければならない」
というニュアンスになります。
メモ:
上記の二つの文は似ていますが「再… 也…」は、より過酷なニュアンスがあります。