中国語コラム(師範大学のプレゼンテーション課題)
プレゼンテーション課題
師範大学では基本的に毎学期プレゼンテーション課題があります。
基本的にと書いたのは密集班ではない普通班では、先生によってはプレゼンテーション課題がない場合がある、、、という噂があるからです。
私個人の経験では普通班でもプレゼンテーション課題ありましたのであくまで噂です。
密集班の場合、これまた先生によりますが中間と期末、プレゼンテーション課題が二回ある場合があります。
お題目は一応与えられるのですが習った単語や文法散りばめれば、与えられた題目から大きく外れて自由に話したいことを話しても大丈夫でしょう。
発表方式
時間は10分から15分程度で、先生のパソコンを借りてスライドを使い発表します(スライドは使わなくても良いかもしれませんが話す方も聞く方もあったほうが楽です)。
スライド枚数も指定はありませんし、人によっては短い動画を挟む場合もあります。
ただし校内はインターネット環境があまり良くないのでオンラインで何かしようとするとだいたいトラブルになります。
自分のパソコンを使って発表する場合はテザリングするなど工夫をしましょう。
準備資料
10分から15分程度のプレゼンテーションは、中国語の場合A4用紙に12ポイントフォントで行間は1.5指定にして、だいたい2枚程度の分量になります。
話の流れがわからなくなると話すのも聞くのも大変なので、起承転結をつけたり箇条書きを用いて整理したりと、スライドに合わせて話すのがポイントです。
ガイドラインを考えてみましょう。
テーマの概略
与えられたテーマを自分はどう解釈したのか伝えます。
難しい話ではなく、〇〇と言えば✕✕思い浮かべました、程度の話で、話す内容を一気に自分の側に引き寄せます。
導入部
話の前提を伝えます。
国も文化も違うので、一般論やどういう背景があるのかを説明します。
展開部
発表内容のメイン部です、自分の主張を織り交ぜましょう。
無理に笑わせようとしたり、意外なことを言って話をひっくり返したりする必要はありません。
まとめ、結論
導入部で伝えたテーマに戻り、自分の話がどうテーマと関連しているのか話をまとめます。
発表時の留意事項
クラスのレベルや雰囲気にもよりますが、緊張することに加え、話す方も効く方も外国語なのでうまく伝わっているようには見えません。
最初の内は教科書に出て来るみんなが知っているフレーズを埋め込み、暗記する方がよいでしょう、暗記は外国語学習の助けになります。
複雑なことや難しいことは一旦忘れて、言いたいことを流暢な中国語で言って気分よく自己満足するのを目指せば良いと思います。
テーマも自分の国に関連した話や、文化の違いを紹介するようなものが多い気がします。
なので毎回お国自慢ばかりの人も少なからずいます…。
質問タイム
他の人が発表した後には質問をする機会が、自分が発表した後には質問を受ける機会があります。
質問をする
先生によっては1人1つ以上の質問が必須の場合があります。
集中して聞いておかないと質問することができませんので、ちゃんと聞きましょう。
何を言っているのかわからない場合も多々あると思いますが、その場合は聞き直したり、もう一度話してもらうのも良いと思います。
別段質問内容に意味があるのではなく、中国語を話す機会、聞く機会、中国語でのコミュニケーション機会です。
質問を受ける
話し終わってクラスメートの顔を見ると(何を言っているのかさっぱりわからなかった…)という顔をしていることも多々あります。
その割にしっかり聞いている人もいますので、人それぞれです。
あまり質問が出て来ない場合や質問にうまく答えられない場合は先生が助け舟を出してくれるでしょう、きっと。
その他
中級以降、先生によってはプレゼンテーション課題が口頭試験を兼ねており、クラスメートの前に出て発表という場合もあります。
その場合は1分〜3分程度と発表時間は短めになったりしますが、スライド禁止で話だけで何とかしないといけない場合もあります。