當代中文課程2 L.01 日本語文法解説
前置詞「從 cóng …往 wǎng …」
~から~へ(行く)
機能:
このパターンは動きの方向を表現します。
「從」は動作の開始点を指し、「往」は動作の行われる方向を指すマーカーです。
構造:
もし動作の開始点が文脈から明らかな場合「從…」はしばしば省略され「 往…」単独で使われます。
A:請問, 圖書館怎麼走?
B:你往前一直走, 就到了。
判断・評価を表す「V- 起來 qǐlái」
機能:
このパターンは状況に対する話し手の判断や評価を表します。
構造:
話し手の判断は「V + 起來 + SV」というパターンで表現されます。
否定:
評価の一部分を否定することはできませんが、状態動詞や判断は否定することができます。
使い方:
このパターンで「起來」の前に置かれる動詞には「看, 聽, 吃, 喝, 坐, 穿, 寫, 笑, 說, 學, 年, 住, 拍(照), 逛, 走」などがあります。
「著 zhe」による動作の持続、状態の持続
機能:
アスペクト助詞「著」は動作を表す動詞や状態を表す動詞に付き、動きのないまま持続している(動作が進行中であること)を表します。
他今天穿著白色的襯衫。 …彼は今日白いシャツを着ている。
介詞「在」と二重に使われる事は無く、どちらか一つで代用します。
當代中文課程1 L.07で習った動作の過程、進行中を表す「在」を参照してください。
その他、文末に語気助詞の「呢」が付く場合があります。
他在圖書館念書呢。
*他在在圖書館念書呢。
構造:
「著」を伴う動詞は通常単音節です。
否定形が使われる頻度は低いですが、このパターンの否定には「沒」を使います。
日本語の「~ている」は必ずすも動作の持続、状態の持続ではありませんので意味に注意しましょう。
例えば、
壊れている、漏れている、掛かっている、座っている
「一邊… yìbiān 一邊… yìbiān」による二つの行為の同時実行
機能:
このパターンは同時に行われる二つの行為を表すために使われます。
構造:
「一邊 … 一邊 …」パターンは二つの行為動詞句と結びつきます。
前置詞「離 lí…」
~から距離がある
機能:
前置詞「離」は二つの地点間の距離を表します。
構造:
「離」は他の多くの前置詞と異なり直接否定することができません。